2007年03月19日
※この日記はmixiにて過去に投稿されたものです。
以前にも書きましたが、私がサンパウロで泊まってる宿には、管理人のおばちゃん(日本人、ブラジル在住50余年)が住み込みしてるんだけど、朝、低血圧のおれが共同の台所に行くために建物の中ぼーっと歩いてたりなんかしてると、すかさず「おはようございます。今日も暑いねえ。」とくるわけです。
それが、こっちは起きたばっかで天気すら分かんない状態なのに毎日聞いてくるもんだから、毎回返答に困ってるわけなんですわ。
ま、それはどうでもいいのだけれど、今朝も普通に昼の12時ごろに起きて朝ごはん食べてると、その管理人のおばちゃんがやってきて電話掛け始めましたよ。
どうやら友達と話ししてるようです。
おばちゃん「…、いやー、もうこれで4回目よー!わはははは」
(一体なにが4回目なのだろうか?)
おばちゃん「ほんと泥棒っていやーねえ。がはははは」
(え、泥棒?)
おばちゃん「もう足がガクガク震えちゃたわ。だはははは」
(むしろ、楽しそうに見えますが…)
電話が終わったので驚いて話を聞いてみる。
おばちゃんの日本語なので100%は理解できないが、どうやら話しによると今朝の7時半ごろ、私もよく行くスーパーマーケットに買い物に行ったおばちゃんとその友達のおばちゃん、計2人。
スーパー手前の銀行の前から、ガードマンの格好した“おっきいやつとちっさいやつ”という分かりやすい組み合わせの2人組み。
そいつらにつけられ、その近くの橋の上で強盗に遭ったらしい。
ところが「金出せー、このヤロー」となった瞬間、管理人のおばちゃん聞こえないフリ。(そんなことできるのか?)
で、そいつらを無視して道路の反対側へ自分一人だけでそそくさと逃げて行ってしまった。もちろんもう一人の友達は置き去り。(…おいおい)
かわいそうに、強盗たちに囲まれ残されてしまったもう一人のおばちゃん。
ところが彼女の対応もまたなんとも。。。
一人のおばちゃんには無視され、軽く逃げられたその強盗達、しかたなく残されたそのおばちゃんに金を要求。
強盗「いいから、金出せー、このヤロー」
残されたおばちゃん「金ならあっちの逃げた女が持ってる。あっちを追え。あっち!」(…それもどうかと)
結局、かわいそうな強盗達は、そんな美しい思いやりで結ばれたおばちゃん達から何も盗れなかったとさ。
そんな感じで楽しそうに語るおばちゃん達を見るからに、別段、警察に行くつもりもなさそうだし、今日の井戸端会議の話のネタにしかならなさそうだった。
おいらは、「ああ、ここはサンパウロ。南米の都市の中でも有数の犯罪件数の多い所」と、来る前は相当ビビッてたのを思い出しましたよ。
そう、このおばちゃん達みたいに、ゲタゲタ笑って自分が強盗に遭った話が出来るくらい素敵な街なんです。…なのか?
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