カポエイラは、歌で意思疎通するのです

街角のフルータ切り売り

ちょっと、ホーダで唄って便利な歌を集めてみました。

CDO東京では、日本人が日本人にカポエイラを教えているので、日本語がほとんどですし、ホーダでも言葉で指示することも多かったりします。

でも、実際のホーダでは参加人数が多かったり、言葉でしゃべって指示するのはカッコ悪いので歌で意思を伝えることが多かったりします。

この前の札幌のイベントでハトが嬉しかった事がありました。

夜、ススキノのクラブでカポエイラショーをやったのですが、その中でまずデニスがビリンバウを弾きながら歌っていました。

かなり何曲か歌い、彼はだいぶ歌い疲れてきたようです。

そこで、歌の最後のソロ部分で、次はPombaが歌うと言う意味の歌詞を即興で織り交ぜました。

ハトは、うまいこと彼の意図を汲み、次から続けて唄い始めることができたという訳です。

とにかく、歌を使って意思疎通を図ったり、情景を描写すると言う、カポエイラの醍醐味の一つをぜひ知っていただきたい!

それが、下に紹介する3つの歌。

まず、Bate palma(手拍子)を促す歌。

Coro: Bate palma, bate palma, bate palma pra Capoeira.

手拍子の音が小さいよ!もっとみんな手を叩いて音出して!って、歌です。

Bate palma pra Capoeira

次に、同じく手拍子を促す歌。

A palma de Bimba e um, dois, tres
Olha a palma de Bimba

Coro:E um, dois, tres

メストレビンバの手拍子は、1,2,3ダー!って、歌です。

Palma de Bimba

最後は、コーラスを促す歌です。

Cruz credo avé Maria
Eu jogava e cantava ninguem respondia

おお、マリア様、私がどれだけジョゴしても歌っても、だれも応えてくれませんっ!!(ソロは一人で唄ってるのに、何人も居るコーラス、もっと声出してー!!)って、歌です。

さらに面白いのが、続きの歌詞。

Cruz credo avé Maria
Eu plantei melão e nasceu melancia

おお、マリア様、私はメロンを植えたはずなのに、出来たのはスイカでした。(私はカポエイリスタを育ててたはずなのに、今ここに居るのはカポエイリスタもどきのニセモノばかりです、涙)

Cruz credo avé Maria

ユーモアある歌ですよね(笑)

みなさんも、カポエイラの動きのマネゴトばかりやってる偽カポエイリスタになっていませんか?

やるからには、本物のカポエイラ使いになりたいですね。

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ハト|カポエイラ講師

ハト カポエラ講師

■カポエイラのインストラクター ■ブラジルとイギリスで修行留学 ■女優/モデル/芸能人/役者さん等指導 ■一般人向け指導数述べ15,000人以上 ■渋谷とオンラインでクラス開催中