こんにちわ!
ブラジルに何度も滞在していた割に、大してしゃべれないシニョール・ポンバ(ハト)です☆
そんな説得力の無いハトによる、ポル語発音講座は、「スペルと読みの違いについてポル語と日本語の比較」です。
取り上げる単語は、「オブリガード(Obrigado)」と「ありがとう(Arigatou)」☆
ハトは、ブラジルに滞在中、自称、「アメリカで実績があるポル語教育のエキスパート」というブラジル人の所へ通って、個人レッスンを受けていました。
その人から教わったポル語発音のコツとして、末尾のO(オー)を「ゥ」っぽく、言うというものがあり、
つまり、「Obrigado」は末尾がO(オー)なので、「オブリガード」ではなくは、「オブリガードゥ」になるわけです。
※「ドゥ」、は、カタカナで書くと「ド」と「ゥ」の二文字になってしまいますが、延ばさずに、短く一文字で「ドゥ」です。
ついでに、先頭の「オ」は、ほとんど発音しないくらいにした方が、カッコ良くなるとの事。
つまり、「Obrigado」の最終形は、「(ォ)ブリガードゥ」
と、なるわけです。
注意事項として、この「(ォ)ブリガードゥ」は、通常時の発音であるということ。
例えばブラジル人達が、普段の会話で意識せずに話すスピードの時使われる発音です。
それに対して、特別な場合にゆっくりしっかりと発音を届けたい時は低速時用の発音がありますが、その際はスペル通り「オブリガード」と言うのだそうです。
ポル語ってややこしいですね?
ちなみに、このことを一般のブラジル人に聞いても、知らない人が多いと思います。
「Obrigadoって、ゆっくりしゃべる時と普通にしゃべる時と発音違うよね?」って聞いたとしても、「Obrigadoの発音は一つしか無いに決まっとろうが!」と、答えるはずです。
ところで、実は上記全て、我々日本人における日本語でも同じことが起こっているのです!!
え?日本語でもスペルと発音が違う?
おいおい、通常時発音と低速時発音の使い分けなんて、日本語には存在しないぜ!
と、思われるかもしれませんが、前述のポル語の事を知らないブラジル人と同じように、日本語でも状況に応じて発音を変えることを、一番知らないのは実は日本人だったりするのです。
その例としてあげられるのが、「ありがとう」
ゆっくり発音してみてください。
「あ・り・が・と・う」
と、スペル通りの発音ですよね?
では、
普段友達に話すように、普通のスピードで話してみて下さい。
「ありがとぉ」
もしくは、
「ありがとぅ」または、「ありがと」
と、最後の「う」をあまりはっきりと言わないような発音をしていませんか?
あえてスペル通り最後の「う」をきちんと発音するように意識して、通常スピードで発音したら、逆にかなり不自然な日本語になると思います。
つまり、スペルと実際の発音が違うなんて、けっこうどの言語でも発生しているごく自然なことなんですね。
逆に、スペル通りしっかり発音してしまうのは、外国人くらいなもの。
母国語を話す人は、自然と発音を学んできたがゆえに表記と発音の違いが発生していることに気づいておらず、
逆にそれを知っているのはちゃんと発音を勉強している外国人の言語学習者だったりするわけです。
いかがでしたか?
言語って面白いですね♪
ここまで読んでくださったみなさん、オブリガード!!!