シューラとは、カポエイラのホーダの導入部に見られる独特の形式の歌。
ホーダで歌われる歌は通常、始めの一回だけ1人で歌われるラダイーニャと、続いて一回だけ掛け合いで歌われるシューラ、そしてその後にホーダの終わりまで続く掛け合いのコヒードで構成される。
シューラは、即興で作られる場合もあるが、ある程度決まったフレーズが歌われる事が多い。
ソロが歌うフレーズの語尾に、「カマラー」と、付けて歌い返す。
例えば、
ソロ: イェ~、ビバ メウ メストレ
コーラス: イェ~、ビバ メウ メストレ、カマラ~
各フレーズには、前後で意味が対応したものがあり、例えば、
ガーロ カントウ (雄鶏が鳴く) に対し、ココローコ (コケコッコー)が歌われる。
例としては、
ソロ: イェ~、ガーロ カントウ
コーラス: イェ~、ガーロ カントウ、カマラ~
ソロ: イェ~、ココローコ
コーラス: イェ~、ココローコ、カマラ~
と、なる。