カポエイラの上達に5倍差がつく例のアレ

木曜日は、第二回の五反田カポエイラ初心者教室でした。

この日は初心者クラスにしては珍しく、久々に10人程度と少なめの参加者だったので広々と動く事ができました。

普段、ものすごい人数のため待ち時間が多くノンビリやっていた初心者達も、

この日は、いつもの倍ほど早く順番が回ってきたため、ずいぶんと多く汗を流していたようです♪

さて、今回の練習テーマは、

「少し斜め後ろ行くネガチーバからの応用」

でした。

ネガチーバから普通に振り返りながら起き上がる定番の動きを始め、

Chapéu de cor(シャペウジコー)につなげたり、

Queda Batido(ケーダ バチドゥ)でキメたりと、

最初の動き以外は、若干難しめな内容でした。

まあ、普段は全くの未経験者でもなんとかついてこられるくらいのレベルでやっているので、

たまにはちょっとできないくらいの難易度の技を練習して目標にしてくれれば、

次に向けて頑張ってもらえるのではないかと思った次第です。

さて、初心者といえど、

いやいや、

むしろ初心者の内から知っておきたい事があります。

過去に何度も述べていますが、カポエイラの上達で最も大事な例のアレです。

それは、

「気づき(=awareness)」

ですね。

常に相手から目を離さずに次の行動に「気づく」ことはもちろん。

技の練習では、細部まで体の使い方に対し「気づき」があるかどうかに、成功のカギがあります。

そして、その他暗黙のルールが多いカポエイラのホーダでも、「気づけるか」どうかで、

カポエイリスタの力量が問われます。

ホーダ(輪)ではついつい目の前の2人のジョゴに集中してしまい過ぎなあまり、

ホーダの円が崩れていたり、ホーダのリーダーの指示を見落としていたりしまいがちです。

また、例えば、

ホーダに出入りする時はそれがとこからなのか?
どこに立てば良いのか?
座るのか立つのか?
バチパゥマ(手拍子)の叩き方は3通りあるが、それはいつどのように使い分けるのか?

目の前しか見ていない場合の視野角が仮に36度だとすれば、360度見るようにすれば10倍!

目しか使ってないところをも5感も総動員すれば5倍!

つまり同じ一時間半という練習の中でも、学びのボリュームが5倍にも10倍にもなるわけですね♪

「気づき」は、このように今後のカポエイラの上達具合いに大きく影響するわけです〜☆

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ハト|カポエイラ講師

ハト カポエラ講師

■カポエイラのインストラクター ■ブラジルとイギリスで修行留学 ■女優/モデル/芸能人/役者さん等指導 ■一般人向け指導数述べ15,000人以上 ■渋谷とオンラインでクラス開催中