渋谷や高円寺にあるカポエイラ東京は、日本人でも楽しくカポエイラが学べる初心者向け教室。
カポエイラ東京のルーツは、ブラジルにあるコルダォン・ジ・オウロというカポエイラ団体で、1967年にメストレ・スアスナとメストレ・ブラジリアによって設立された。
その弟子であったメストレ・ゼ・アントニオの息子であるメストレ・ポンシアニーニョが2000年にロンドンでコルダォン・ジ・オウロ・ロンドンとして活動を開始。ロンドンとブラジルで修行を終えたハトが東京に帰国、2007年からコルダォン・ジ・オウロ・東京支部として活動開始したものが現在のカポエイラ東京になった。
現在は、渋谷と高円寺に教室を構え、初心者から上級者まで幅広い層にカポエイラの楽しさや魅力を伝えている。この記事では、カポエイラ東京ルーツや特徴、活動やコンセプトなどについて詳しく紹介する。
カポエイラ東京とは
カポエイラ東京の名前は、簡易的で誰にでも分かりやすい名前を!ということで、名付けられた日本での団体名。代表者はハト。
コルダォン・ジ・オウロとは
ブラジル、サンパウロに本部があるカポエラグループで、1967年にメストレ・スアスナとメストレ・ブラジリアによって設立され。
ブラジル サンパウロの本部を始め世界各国に支部があり、数あるカポエイラグループの中でも、特に都会的で洗練されたスタイルと多彩な技の数々が世界中で大人気のカポエイラグループ。
インターナショナルなカポエイラグループの東京支部
世界的に有名なグループにもかかわらず、東京にカポエイラ教室が設立されたのは2007年と、まだつい最近のこと。
東京では、コルダォン・ジ・オウロ ロンドン(現在はカポエイラ・モジュバ)のメストレ・ポンシアニーニョの元で練習をしていたPomba(ハト)が代表をつとめており、年に一、二回はロンドンへ渡りスキルの向上に務めている。
海外旅行や国際交流が好きな方には特におすすめ
世界中に支部があるので、各国からのゲストが東京支部に訪れたり、逆に海外のカポエイライベントへ東京のメンバーが旅行したりと、国際交流が非常に盛んなグループ。
今までにカポエイラ東京のメンバーが遠征した海外の国は、ブラジル、イギリス、ハワイ、アメリカ、韓国、ギリシャ、インドネシア、中国、ペルー、ドイツ、オーストリアなどで、年に1,2回以上海外のカポエイライベントに出掛けている。
もちろん、支部は世界中に数えきれない程有るから、海外旅行が大好きな方や、国際交流に興味がある方は、それぞれの都市のコルダォン・ジ・オウロを頼りに、より多くの国へ旅行する事も可能!
カポエイラのスタイル
コンテンポラーニャ
カポエイラ東京やコルダォン・ジ・オウロのカポエイラのスタイルは一般的にはコンテンポラーニャと呼ばれるもので、ヘジョナウスタイル(立ち技が多く速い動き※)とアンゴラスタイル(低い体勢が多くゆっくりの動き※)の両方を練習する。
多くの他の団体と同様、これら2つのスタイルを区別してジョゴ(ゲーム)をする事もあるが、ヘジョナウとアンゴラの動き両方を同時に用い、技や流れを重視したジョゴをする点は、コルダォン・ジ・オウロの特徴の一つ。
※これらの表現は厳密には正しい表現ではないがあえて使用
床系の動きと多彩な技
また、他の特筆すべき点としては、床に手をついた体勢での動きが多くその種類が多彩な事があげられ、現在は他の多くのカポエイラ団体がコルダォン・ジ・オウロの華麗なカポエイラ技を利用している。
Miudinho (ミゥジーニョ)
また、コルダォン・ジ・オウロだけにあるジョゴのスタイルとして、メストレ・スアスナが創り出したMiudinho(ミゥジーニョ)が有名。
これは、非常に速いテンポでの床の動きを多用し、相手を打ち負かす事よりも、2人でいかに滑らかにジョゴをするかが求められる。
世界のカポエイラのイベント
当団体の本部ロンドンでは、年に2回のカポエイライベントが行なわれている。
また、カポエイラ・コルダォン・ジ・オウロでは、年に数回、世界中でカポエイライベントを開催しているが、非常に多すぎて全てを把握するのは困難なほど。
下に挙げるものは特に有名で、毎年1月の上旬にブラジルで行われ、世界中からカポエイリスタが参加する人気のイベント。
Capoeirando(カポエイランド)
ブラジル、バイーア州のリゾート地イリェウスで毎年1月第2週目に開催され、世界中からコルダォン・ジ・オウロのメンバーが集まるメストレ・スア スナのイベント。他団体からもゲストのメストレが多く招かれ、人気のイベント。