ブラジル5 -酔っ払い-

※この記事は、mixiで2006年11月16日に公開されたものを転載しています。

ブラジル、ビールが安い!瓶でだいたいR$3,00(約180円)。缶ビールレギュラーサイズが、スーパーで買うと、一本R$0,99(約60円)くらい。どのビールも苦味が少なくて飲みやすい。でも、あんまり酔えない。

ワインも、人気らしい。昨日行ったワインバーでは、R$9,00(約540円)でレーベルの無いフルボトルを出してた。でも、ブラジル産らしい。

赤だったけど、甘口と辛口のチョイスがあったので、甘口を選択。めっさうまかった!!
一緒に行ったワイン通いわく、「本当のワイン好きは甘口なんて飲まないぜ、ペッペッ!」って言ってた。

帰って歯磨いたら、舌が緑になって取れなくてビックリした。次の朝う○こしたら、ありえない緑のブツが出てさらにビックリした。

さて、これだけ酒が安いのに、飲む機会がばったり減った。

で、昨日は久々に飲みに行った。
カポエイラ練習終わってからみんなと飲みに行ったんだけど、ポル語が全くわかんないからいつもと同じく静かにお店の置物状態。

だけど、ブラジル人も酒が入ると、カタコトの英語でコミュニケーションし始める。なんだ、英語しゃべれるんじゃん!このカポグループの半分近くの人が英語しゃべれる感じがする。やつらでも外国語しゃべる時はシャイなんだなって分かって、面白かった。

こっちも酒が入ると言葉がわかんなくても向こうの冗談がわかり始める。で、調子に乗ってこっちも体を張った笑いをとる。ジャッパ(日本人)が、やるからか、小ネタでも意外と受ける。

なぜだか、酔っ払いの真似ネタが始まる。
こっちも負けずに対抗。
ヨッパーのマネなら志村ケン仕込の腰つきで日本人に勝てる者は居ない。

そんな最中、本当の酔っ払い浮浪者がやってきた。
あまりのタイミングの良さに、みんな大爆笑!
本物相手に、みんなもさらに酔っ払いの真似で対抗。

どうやら、その本物酔っ払いはタバコに付ける火が欲しいらしい。
だけど、みんなは携帯やら鍵やらで火を付けるマネをしておちょくって遊んでばかり。大ウケだったけど、いい加減やりすぎに感じたのでお店からライターを借りてきて付けてあげようとする。

だけど、ライターの火を出す度に、みんなは今度はその火を吹き消してなかなか付けさせてくれない。これでも爆笑だったけど、なんとか火が付いたら、その酔っ払い、おいらに感謝のあまりホッペにチュウしてきた。
浮浪者のヒゲを頬に感じながら複雑な気分で手を取り合って、よくわからないポル語でお礼を言われてた。
風邪で鼻がまったくきかなかったのが、不幸中の幸いか。

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ハト|カポエイラ講師

ハト カポエラ講師

■カポエイラのインストラクター ■ブラジルとイギリスで修行留学 ■女優/モデル/芸能人/役者さん等指導 ■一般人向け指導数述べ15,000人以上 ■渋谷とオンラインでクラス開催中