2007年12月31日
※この日記はmixiにて過去に投稿されたものです。
今日12月30日。日本では年末で慌しい時期だと言うのにここサルバドールで、ハトはホーダに参加してきました。
主催者は、ジョンペケーノの弟子のM・Ciroという人のホーダで、Aquidabaからバスで15分位のPernambuesって所の広場でありました。
ホーダのスタートは16時。
なので、16時過ぎにバスに乗って、現場に向かいます。
多分、16時30頃に着いたところ、ちょうど人が集まってきてホーダの準備を始めました。
ブラジル時間に慣れてきて、だいぶ時間が読めるようになってきぜ、やるなオレ!っと思いましたが甘かった。
輪を作って座ってから、約2時間くらいM・Ciroの話やらゲストの紹介やらで寝てる人や、脱出してご飯を食べに行く人が続出でした。
が、とりあえず、19時頃になりようやくカポエイラのスタートです。
重要なゲストとして、ジョンペケーノもやってきていました。
90歳のご老体なのに、彼も同じく2時間近い話をじっと聞いていました。
噂によると彼はかなりボケが来ているらしく、こないだの27日の誕生日イベントでも、いまいち何を考えてるかわかんないノリで、イベントの進行とは関係なくマイペース。
去年はそれなりに仕切っていたのに、今年は見てるだけ(と言うより、ジョゴを見てさえいず、もらったプレゼントの袋の中身ばかりチラチラ。唯一孫娘のジョゴだけはものすごいしっかり見てました)
何か一言と振られても、「え!?聞いてなかった…」って感じのリアクションばかりで、てんでついてきていない感じでした。
そんなこんなで、もう来年の誕生日のお祝いはできないんじゃないかとも言われていました。
とりあえず今日のホーダの話に戻ると彼は同じくホーダ中ずっと座っているだけでした。
ホーダに関して言えば、40人近く集まったカポエイリスタ達全員がジョゴをして、わたしも大変幸運な事に、M・Ciroとジョゴができ、非常にいい経験をさせてもらいました。
ところが、21時30くらいになり、ホーダも終わりに近づくと、なんとジョンペケーノがビリンバウを手に取りました!
ついに彼が動き出したのです!
持ち歌の、ジバガージバガーとアデウスアデウスを歌いながら、バテリアを先導してホーダも回り始めました。
ホーダが終わると、次はサンバジホーダが始まりました。
入れ替わり立ち代り、若いバイーア男とバイーア女が踊り始めます。
やっぱ、みんな臆面もなく堂々と踊りますね。
かっこいー、、、
って、なんと次はジョンペケーノがサンバのホーダに入って踊り始めました!
ええー!?
ボケてるって噂じゃなかったの???
若い女の子が入れ替わりで、メストレと踊り始めます。
メストレが、女の子をターンさせたり、自分もターンしたりするたびに、みんなの大歓声が!!!!!!
もちろん、どんな男もメストレに割って入る事はできないので、M・Ciroが気を利かせてほどよいタイミングで、サンバのホーダを終わらせます。
その後は、ジョンペケーノ得意技のビリンバウを逆さに持ってカバサをマイク代わりにスピーチも始めました。内容は、残念ながら聞き取れませんでしたが、最後には大きな声で、「ムイチョ、オブリガード!!」と叫んで、みんなも大歓声で応えました!
なんだ、ぜんぜん元気じゃん!
わたしの勘では、彼は単にシャイなだけなんじゃないかなと思いました。
なので、誕生日とか大きいイベントになるとよく分からん行動を取ってしまうのではないかと。
でも、実際今日の彼を見る限り、まったくボケなどは感じられず、90歳なりに元気よく動いていました。
最後に、M・Ciroに挨拶して誰が教えたのか、「ゼッコウチョウ!」との一言をもらって、ものすごく元気をもらって帰路につきました。
いやー、今日のホーダは面白かった!
写真左
27日の誕生日イベントでのジョンペケーノ
写真中
今日のホーダ前の準備
写真右
話と全然関係ないけど、M・Boca Ricaと
すごくいい人でした!