2007年03月28日
※この日記はmixiにて過去に投稿されたものです。
突然ですが、先週末リオに行ってきました。
毎回、予定が未定な自分、今回ももともと行くつもりだったわけではなく、途中の町まで一緒だった友達に誘われて、なんとなく来てしまった感があります。
とりあえず、リオに着いて最初の感想。
…くさっ。
リオは湾に面した街なんだけど、そこに流れ出る河が汚いの何のって。
昼過ぎに長距離バス乗り場に着き、そこからタクシーを拾って一路宿へ。
前述の通り、来る気のなかった自分は、まーったくリオの情報が無く、すべてその友人達にお任せ。
(ちなみにこの友人達とは、ロンドンのカポエイラで一緒だったスペイン人カップルで、ブラジル各地を結構彼らと共に行動している。)
彼らの持ってるガイドブック、ロンリープラネットの情報で、どうやらイパネマっつうとこに向かうらしい。お、それなら聞いたことある!
移動中のタクシーの中から、あっ、見えた!例の、山の上に立つキリスト像!
古い記憶では、ルパン三世がヘリコプターでそれを持ち去ってたなあ…と、思い出に浸りながらついに本物を目にする機会が。そして、長年待ち望んだそのキリスト像を見た最初の感想。
…ちっちゃ!
もっと、嘘みたいにバカでかいのかと思った。
写真で見てたイメージと実際ってばやっぱ違うんだろうけど、そういえばエジプトのスフィンクスも意外とちっちゃかったなって思ったこと思い出した。
とりあえず、キリストの名誉回復の為に言っておくと、標高700mの山の上に30mの像が立ってるんだから、下の街から見たらそりゃちっちゃくも見えるわなってことらしい。
とりあえず、宿に到着、ドミトリーで一晩R$30。その宿の名は、“Girl from Ipanema”、
…ひねりなさ杉。
イパネマは、リオの中でも特にツーリスト向けなエリアらしく、町の至る所から英語が聞こえ、そして、恐ろしく物価が高い!
スペイン人達と、今思えば絶対にあり得なかった“安いレストラン”を探すために、長旅で疲れきった体でイパネマと隣のカパカパーナ中を歩き回るトホホなオレ。
そんなわけで、その日は早々とダウン、夜10時くらいにはすでにベッドの上。
後から聞いた話では、ちょうどその頃、イパネマとコパカパーナの間にあるファベーラ(スラム街)で、リオにあるマフィアの内の一つの親分が警察に殺されたそうで、街は騒然となっていたらしい。
ほんの一時間くらい前、その近くを何も知らずに歩いてたじゃん、あぶねー!
次の日。
スペイン人達いわく、今日は長い一日になるらしい。
前述のとおり、予定はすべて彼らにおまかせの主体性の無いわたし。
午前中からまたイパネマのビーチに行きサルバドール以来の日光浴で、後日、日焼けでヒリヒリになるとも気付かずコンガリと焼き上がったところで、次は植物園。
「リオに来て植物園ってあんまり興味ないんだけど」…と、言うおれの言葉も軽く無視され、ご飯も食べずに昼過ぎには出発。
不思議なことに、移動手段として彼ら(特に彼女の方)は、やたら徒歩を選ぶ。
横を通り過ぎる数多くのバスを見やりながら、炎天下の中かなりの距離を歩いて移動。ようやく着いたら閉まってた。
さて、気を取り直し、わたしが期待するリオの三大イベントの一つ、コルコバードの丘のキリスト像に向けて再出発。植物園からふもとの山岳電車乗り場までは、車で30分位の距離があるのだけど、それも歩いて移動しようとする彼女に、さすがの彼氏も切れる。
ヨカッター、今度はバス移動だよ。
昼過ぎにすでに疲れ果てていた自分は、バスの中でうとうと。
知らない間に山岳電車乗り場に着き、頂上に光り輝くキリスト像に向かって20分ほど電車に揺られる。降り立った頂上の駅の辺りは、霧が立ち込めて雰囲気満点、ここから階段を登っていよいよ“彼”にご対面。
最初の感想。
うぉー!!!!
…なんも見えん。
頂上は、霧ではなく雲に覆われてました。しかも、おれ達が下の街から頂上に向かうまでの間に。
風もあり気温も低く、視界10mくらいしかないその場で一時間近く待ったけど一向に雲は晴れることはなく、時おりキリストの顔が見えると周りから歓声が上がる程度。もちろん、よく紹介で使われるここから見下ろしたリオの街の絶景も、一面の白い景色で、まーったくなんも見えない。
諦めて下山。
まあ、そんなわけでブラジル日記リオ編、「やれやれだぜー」な前半は終わり。
写真左 イパネマのビーチでは、ビーチバレーやらなんやらがいっぱい。
写真中 べつに拝んでるわけではない。ビーチに設置してある霧状シャワーの機械で手を洗ってるとこ。
写真右 コルコバードの丘の上に立つ、うわさの超ちっちゃいキリスト像。この時点では見晴らし良好。