今回はカポエイリスタはなぜ飛ぶのか的な話です。
水曜日の大崎体育館、アクロバット練習
通常、ハトは水曜日は練習に参加していませんがこの日は特別。
会社でハトの行動を細かく監視している上司も居らず、早く帰ることが可能でした(笑)
そして何より、ハトの中で
「オラ、飛びたい!」
と、いう声が聞こえてきたのです☆
アクロバット練習は、柔道場
前半は、マット運動的な動きでウォーミングアップ
柔軟もじっくりして、少しずつ難易度の高い技を行ない、最後は自主練習
ハトはこの日もモルタウ(バック宙)に挑戦☆
前回でかなり自信をつけていたので、この日はさらに上を目指します!
の、はずが…
と、飛べない…
前回、ほぼ克服したはずの恐怖心
それが、床から生えてガッチリとハトの足をつかみ、まったく飛び上がることができません。
焦るハト。
飛んですらいないのに、脳裏には今までのことが走馬灯のように流れ始めます。
初めは、回転しきれずに、手をつくこともあった…
今は足だけで着地できるようになったから、少しは上達したのだなあ…
頭の中のネガティブな問答と、走馬灯はさらに続きます。
なぜ、自分は飛ぶのだろう?宙返りなんて危ないじゃないか!
そもそも、カポエイリスタはなぜ飛ぶんだ?
なぜ、危険だと分かっていることを、人ってわざわざやろうとするんだ?バカなの?
空中でたった一度さえクルッと回ろうともしないくせに、
頭の中では、そんな考えがグルグルと何度も回っています。
年を取ると言い訳ばかりが多くなるな…
と、
ソイヤっ!
なんのきっかけもなく、ハトはいきなり飛びました。
それは一瞬で、
飛んでいる間、頭の中は空っぽでした。
さっきまでの走馬灯は何だったのだろう…
これこそが、
頭の中の鎖から解放された者だけが飛び回る空だったようです☆
(地下の部屋だから空なんて見えないけど…)