カポエイラのレッスンをしばらく受けていると気づくのは
世の中の一般的な習い事と違い、謎なところがおおいということ
10あるとしたらせいぜい6か7程度まで
なぜ、カポエイラのインストラクターは、分かりやすく1から10まで説明しないのか❓❓❓
1つの理由として例えば動きについて言えば
それは、カポエイラではその動きを正確にコピーできるようになる事自体には重きを置いていないから
哲学を学ぶことも重視しているから
この世の中
解答をすべて提示してしまったり
手取り足取りすべての種明かしをしてしまう事が
逆に本質を見失わせることにつながりかねない
といったケースも考えられます。
もちろんある程度の道筋は示すべきでしょう
しかし、ゴールまで手を引いて負んぶに抱っこで連れて行ってあげたとしたら
その人は失敗するチャンスも、自分で考える力も身につきません。
ゴールまで最短で挫折なく行く事が目的ではないからです。
カポエイラではある技が上達することも、動きが正確にできることも目的ではありません。
そこへ辿り着くまでにたくさん失敗して、その都度立ち上がり
失敗の原因が何かを自分で考え、気づき、次回に活かす。
そういったマインドセットを養うことも、カポエイラなのです。
マインドセットは、youtubeのスゴ技動画をどれだけ見て真似をしてみても
決して学ぶことはできません。
そしてこのマインドセットこそが
結局はカポエイラの技や動きの習得に非常に大きな影響を与えます。
技や動きを正確にトレースするのは
日本人は器用なので比較的上手です?
だけれども、その技に独特の味わいを醸し出したり、雰囲気をまとうことは
そのようなマインドセットを鍛えていかないと身につきにくいでしょう…