カポエイラでは、蹴りといっても大きく二つ、
1. 攻撃するための蹴り
2. 攻撃が目的ではない蹴り
が、あると思います。
今回は、初心者に向けてこの辺りのハトの考えをお話ししたいと思います。
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カポエイラを始めて半年程もすると、初心者もハステーラで倒されるようになります。
初めのうちはなぜそんなに倒されるのか分からないかもしれませんが、
その理由は、すべての蹴りを
1. 攻撃するための蹴り
フィニッシュブローとして使っているからだと思います。
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ところが、カポエイラのジョゴにおいて、普通に蹴ってそれを相手に当てる事はかなり難しいです。
カポエイラの上級者になると相手に隙を作らせるために色々と蹴りの性質を変えるようになります。
つまり、
2. 攻撃が目的ではない蹴り
の登場となるわけですが、
この蹴りの用途は多彩で、
・牽制のため
・距離を測るため
・自分のその蹴りに対して、相手がどんな反応(くせ)を見せるか調べるため
・返し技の罠に誘うため
・見せ技のためのオマケ
などが考えられます。
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ところで、ハステーラを多く貰うようになると初心者は警戒するあまり、
明らかに蹴りになってなかったり当てる気の無い蹴りをする事がありますが、
これは、上級者が使う、
「2. 攻撃が目的ではない蹴り」
とは、似ているようで全く意味が違いますので気を付けてください。
上級者の蹴りは、はたから見たら本気の蹴りか誘うための蹴りか、初心者には見分けがつかない事がほとんどです。
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さて、まとめます。
2. 攻撃が目的ではない蹴り
は、以前に習った「フェイジョンアホイス」≒「ごはんみそ汁」の蹴り版として考えると、
おかずではなくごはんやみそ汁の部分です。
すべての蹴りを、「のり≒おかず」として蹴っていると単調になってしまい、ハステーラをもらいやすくなります。
おかずばかり食べるのではなく、まず、ごはんみそ汁が基本で、たまにのりやおかずを食べるからこそ美味しさが引き立つというわけですね。
だからといって初心者は警戒し過ぎて、思いきり蹴る気持ちも無くさないようにして下さい。
この辺のニュアンスは難しいですが、いつか分かる時が来ますから焦らず!