カポエイラのCDなどを聞いていると、
あの歌カッコいい!
とか、
この歌は地味だ。。。
と、いうものがあると思います。
特にドミニオプブリコ(カポエイラでは超基本の歌の意)は、素朴なものが多いので、
普通に聞くと地味さがハンパないかもしれません。
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でも、歌っていうものは、歌い手によっては、
まったく違った印象を与えられる可能性を秘めています。
今回は、歌を輝かせるのも、地味なまま終わらせるのも歌い手次第という話です。
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ハトがロンドンでカポエイラ始めた頃の話。
とあるホーダで、あるカポエイリスタが「カポエイラの「Cajueiro(カジュエイロ)」」を歌いはじめました。
それまでの自分には、なんでもないシンプルな歌の一つだったそれが、
ものすごくカッコよく聞こえたのです。
いや~、ビックリしました。
こんなにもカッコよくなるなんて!
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例えるなら、
弦が多いほど複雑な音を奏でられるから、ギターやバイオリンの方が優れている!
と、いうわけではなく、
弦が一本しかないビリンバウでも、
弾き手によってはいくらでもカッコよくなるし感動も与えられる
と、いうのと同じかもしれませんね!
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人にはそれぞれ、自分にあった唄い方や歌があるのだと思います。
初めのうちは、それがどれなのか、なかなかわからないと思いますし、
練習を積み重ねることによって、苦手な歌が十八番に変わるものもあると思います。
まあ、歌も技も、とりあえずできるようになったからといってそれで終わりなのではなく、
さらに磨いて磨いて、
もっと高みを目指していけると良いですね♪