マルタ日記 9 -スロバキアンと夜の町-

※この記事は、2005年08月22日にmixiにて公開されたものを転載しています。

8月20日土曜日 晴れ
自炊した晩御飯を気分を変えてテラスで食べようと鍋ごと持って出た。するとそこには逞しい肉体をした若者が二人、激しく筋トレをしているではありませんか。
とりあえずじゃまにならないように端っこでズルズルやってるとそのうち一人が話し掛けてきて会話が始まった。

若者「何食べてるんだ?」
おいら「パスタさ(醤油味だけど)」
若者「それ旨いのか?」
おいら「まあまあ(まずいって意味だけど)」

とかなんとか会話をしてみて一通り自己紹介。
彼らはスロバキアから来たピーター君とンムッフ?君。マルタの日本人は珍獣なので興味津々のご様子だが、なぜか筋トレは手を抜かない。
一人が話している間、もう一人はトレーニングを続けてて(時折、「フヌーッ!」などと苦悶の声も洩れる)、入れ替わりで話し掛けてくる。

おいら「何でそんなに鍛えてんの?」
やつら「だってビーチに行った時重要だろ~」
おいら「そ、そうだよね♪(お、おいらも一緒に筋トレしようかな)」

そして東京の話になり、いやな予感が、、、
ピ「ところで東京の人口はどれくらいあるんだ?」

キター!必ず出題されるこの手の問題!解っていたのに予習を怠った自分を呪う

おいら「きゅ、900万人位かな(オイッ!)」
ピ「おおーっ!やっぱ東京ヤバイよ!」
おいら「あ、も、もしかしたら100万人位かも、、、」(←全然ちゃうやんと心の中で自分ツッコミ。)

前はどっから来たか聞かれてもTOYOTAだから40万人て答えられたけど、今回はTOKYOから来たことになるからなあ。東京の皆さんごめんなさい。

なんか話してると、
ピ「マルタって、なんかびみょ~やねん」
おいら「な、何で?」
ピ「イタリアやギリシャの方がめっさおもろいで~」
おいら「・・・。(薄々そう思ってたけどそんなはっきり言うなよ~)」

まあ、そんなこんなでとりあえずその晩、一緒に夜の町に繰り出す約束をしたが、やつらドタキャン。多分、筋トレ疲れ。

なので、一人で夜遊びしてきました。

で、夜遊びの話しですが、こちらの舞台ははパーチャビルって所で、宿からバスで20分位、歩いても20分位とよく解らない位置に有るのです。

町の感じはと言うと、前述のセンター街に対しこちらはまさに六本木!しかも5倍濃縮タイプ!

およそ300m円内位に、遊び場盛り場がギッシリ!熱気もすごく、まさに週末の渋谷駅前のような人の流れが右へ左へ、夜の町を活気づけていました。
盛り場はどこもエントランスフリーなので、おいらも隣の店から隣の店へ、雰囲気や音楽の合うところを求めて転々としてました。

とりあえず、盛り上がってるお店の内一軒に入ると、テキーラ50C(約160円)の張り紙。バーテンの女性に1杯注文すると「2杯っしょ!?」って感じで、自分におごれと強要する。
お人好しなおいらは快く彼女におごって二人で乾杯。そしたらお礼にホッペにチスなんか貰っちゃったりして、(久しくホッペチューの挨拶なんてしてないなあ思いつつ)大したことじゃないのにかなり舞い上がるおいら。

そんなこんなで他の店とかも廻って、結局その夜はテキーラショット3杯と、かなりセーブしました。(一昔前の10杯と比べたら、随分と大人になったなあ)

で、眠たくなってきたので朝の4時くらいに帰路に着く。
疲れてたけど、タクるのも馬鹿らしいので一人テクテク歩いて帰る。

帰りに、カップルを見掛ける。
彼氏が強引にチューしようとするが、彼女は嫌がる。
女の人拗ねちゃってるのかなあと思って見てると、彼氏はお尻をわしづかみに。それをも振りのけてさっさと先に歩いていく彼女。諦めて正反対の方向に歩いていく彼氏…!?
どうやら、見ず知らずの男が女の人にすれ違いざまちょっかい出してたようでした。あんた、それ日本じゃ痴漢というか、軽犯罪じゃん。捕まるよ!
女の人もただウザイって感じなだけで、大して気にせず去って行きました。

おいらも前の会社やカポエイラのジムとかで男の人にお尻触られてたけど、それ位でいちいち騒ぎ立ててちゃいけなかったなーと少し反省しました。

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ハト|カポエイラ講師

ハト カポエラ講師

■カポエイラのインストラクター ■ブラジルとイギリスで修行留学 ■女優/モデル/芸能人/役者さん等指導 ■一般人向け指導数述べ15,000人以上 ■渋谷とオンラインでクラス開催中