今回は、室内の安全な場所で行なわれるホーダではなく、
ストリート、つまり室内ほど安全さが約束されていない場所において、
特に周りに立ち並ぶ人の役割について考えてみたいと思います。
まず、前提ですが、
ホーダの役割というと、アシェを送るとか歌を唄うとかがありますが、今回はそれについては触れません。
もっと、物理的な意味での役割です。
また、ホーダは本来的には、自然にできた人垣かもしれませんが、
ここでは特にカポエイリスタによるものについてです。
前置きが長くなりました。。。
本題に入ります。
1. ホーダはリング
ホーダは、プロレスやボクシングで言うところのリングです。
どこからどこまで使えるのか、中の2人に示す役割があるわけです。
そのリングが、なんとなく形が変わってしまうなんて事があっては、中の2人は混乱してしまいます。
仮に、中から当たりそうな蹴りが飛んで来たとして一瞬はよけるものの、即座に元の位置に戻りリングを形作らなければならないのです。
2. ホーダはガードレール
ストリートは、必ずしも安全な場所でカポエイラできるわけではありません。
とちらかというと、地面が斜めだったり段差があったり、近くに障害物が立っていたりすることもあるでしょう。
先日の六本木ヒルズでのパフォーマンスでも、少し高くなっていて細長いステージでホーダをしました。
ホーダを形作る人は、ジョゴをする人が段差や障害物などに突っ込んで余計なケガをしなくて済むよう
あらかじめガードできるポジションに立ち、2人が安心してカポエイラできるようにしてあげられると良いですよね?
いかがでしたか?
中の2人だけがカポエイラをやっているわけではなく、裏方とはいえ、立ち並ぶ人も重要な役割があるというわけです。