最近、子どもカポエイラで逆に学ぶことが多いハトですが
それは大人カポエイラへもフィードバックされています。
例えば、自分で考える力。
何でも、一方的に教えるだけじゃ興味を持ちにくい子ども。
大人も同じで、カポエイラの歌など
訳や意味を単純に説明するのではなく
問題提起をして参加者に考えてもらい、カポエイラへの興味を引き出してみます☆
カポエイラの歌なんて適当なポル語が多いので(笑)
正しい文法が分かっているかどうかよりも、直感や想像力で意訳した方が、
よりその歌の真相に近づけたりする場合もありまして
例えば、Sai sai Catarina
♪Sai sai Catarina
Saia do mar venha ver Idalina♪
この歌の訳を
「カタリナ出ておいで。海から出てイダリナに会いに」
と、伝えるだけだと、「ふ〜ん」と、思考はストップしがち。
なので、
「カタリナは女、イダリナも女。女が女に会いにおいでとは、どういった意味?」
と、問題提起。
すると、参加者の頭の中は想像力全開になり
「これはレ○ビアンの事を歌ったものだ。ウヒッ」
「いやいや、これは三角関係の歌で、イダリナがもうすぐ来るからカタリナは早く出てってくれ、という、男側の心情を表している」
すると一堂「その方がブラジルっぽい!(笑)」
など、予想外の展開へ。
この場に居た初心者は、Sai sai Catarinaの歌の記憶が強烈に残ったことでしょう。
話は戻って子どもカポエイラ
猿やクモなど、カポエイラでありがちな動物の動きを取り入れていますが
子ども達の想像力は、ハトのそんな既成概念をはるかに超えていて
カマキリの動きやら、ダンゴムシの動きなどを発明して提案してきます。
人間には元々、自分で考える力が備わっているのでしょうね◎
そんな子ども達に、型を教えることで本当に成長させているのか?
逆に型にはめて成長の芽を潰しているのではないか?
などと、よく分からなくなることがありますが
大人も子どもも、こういった自分で考える力は大切にしたいものです♪