一時期、海外のカポエイラワークショップでは、メストレへの質疑応答タイムが設けられるトレンドが有りました
日本でメストレへの質問というと、たいてい技の事や、歌の意味、歴史的な事の確認などが多いと思います
ところがこういった場合、自立している女性の多いロンドンでは、女性カポエイリスタについての質問が必ず出て来るところが印象的でした
「なぜ、女性のメストレが少ないのか?」
「現在の女性カポエイリスタの地位をどう思うか?」
「女性カポエイリスタの今後の地位向上についてどう思うか?」
などなど難問が多く、質問されたメストレも大変困った顔をしていました(笑)
女性カポエイリスタの立ち位置は、カポエイラの発祥が、男尊女卑(男は男らしく、女は女らしく)なブラジルである事や、歴史的な背景も多分に影響していると思います
ですが、やはり子供を産んで育てるという、非常に手間暇の掛かるタスクが長期間続く事も、女性がカポエイラを続ける事を難しくしているのは、どこの国も共通です
きっと、仕事に対する場合と同じなのでしょうね
そんな男性には分かりにくい事実を、たった一週間でしたが、四六時中子供と一緒に過ごす事によって、改めて思い知らされました
女性が、子育ての大変さを乗り越えて何か一つの事をやり続けるというのは、本当に大変なのですね
本人の強い意思と、周りのあたたかいサポートが、とても重要であると感じた次第であります
(=´∀`)人(´∀`=)