いまいち気の効いたタイトルが思いつきませんでしたが、ホーダは例えるなら、膨らませてる際中の風船みたいなものです。
アシェという盛り上がりをみんなが吹き込み続けて少しづつ大きくなっていきます。
空気を入れるのは、ホーダに居る全員の役目です。
空気を一生懸命入れているのは一部の人だけで、あちこちで当事者意識が欠けてる人が多く見えるのは良くある光景ですね。
あなたは、心当たりありませんか?
また、ホーダの輪に穴があいたり、音楽の調和が取れてないと、そこからアシェという空気がどんどん漏れていきます。
ジョゴを交代する時の人の入れ替わりは、風船膨らませる時の息継ぎです。
スムーズに交代しないと、アシェが一気に抜けていきます。
空気が少ない時はまだしも、後半になり、盛り上がってくればくるほど、そのたまったアシェが抜けないようにスムーズな息継ぎが重要になってきます。
ジョゴの交代の時、出る人は次の人の邪魔にならないように、入る人はため続けてきたアシェが抜けないように。
交代がうまくいかなくて、誰も入る人がいないような状況を見たら、あなた自身がすぐにフォローに入りましょう。
ホーダの盛り上がりがしぼんだら、あなた自身も面白くないでしょう?
膨らませ始めが結構大変なのは、ホーダも風船も共通しています。
同様に、後半は風船の圧力も高くなり、それをさらに大きくするにはホーダに居る「全員」が、それまで以上にもっもっとアシェを吹き込み、盛り上げなければなりません。
ホーダと風船が違う点は、ホーダはジョゴしている人だけが膨らませられる訳ではありません。
むしろ、周りのひと達の方が重要ですが、その場にいる全員の協同作業になります。
音楽のリズムを正確に叩くとか、ステップや技を正確にやるとか以前に、ホーダの盛り上がり「アシェ」を、もっと体全体で感じてみて下さい。
技術の正確さ以上に大切な物ってありますよね。
それを感じる事ができると、逆に技術のキモが見えてくるのではないでしょうか。