このデジタル全盛の時代、音楽なんてダウンロードするか、コピーすればタダなのにわざわざお金払ってCD買わないですよね。
ところで、カポエイラの先生が海外から日本に来た時、CDを売っていたとします。でも、それはすでに自分のiPodに入っているアルバムだとします。
どうしますか?
…
買いましょう!
確かに、すでに持っているモノにわざわざお金払うのはバカらしいし、ブラジルで買った方が安いです。
でも、遠いところから重い荷物持って来てくれているのですし、その曲は違法で手に入れたモノです。
良いじゃないですか、たかだか2,3千円くらい。
こうやってブラジル人の先生が居ない所で、色んな技を習得したり、歌を唄ったりしてますが、それは自分達の努力だけじゃないですし、ましてやYouTubeのおかげでもありません。誰かそれを生み出した人のおかげです。
そして、彼らは多くの場合、我々と違ってカポエイラでしか収入がないかもしれませんし、そのCDは、貴重な収入源の一つの可能性も高いのです。
自分の事だけ考えれば、コピーで充分ですが、私は全てのカポエイリスタは、カポエイラから受けた恩恵を何らかの形でカポエイラに還元するべきだと思います。
ちゃんと日本では授業料を払ってるから充分じゃないか?
そうかもしれません。
でも、、、
ちっちぇー!
ブラジルに行った時、あるブラジル人が、「アメリカは持ち出すだけだから嫌いだ」と、言ってました。
富める国が、途上国からさらに資源を搾取する。
会社に仕事があってiPodを買える国の人は、カポエイラだけで細々と生計を立てているかもしれない途上国のメストレのCDをタダでコピーする。
なんて美しい構図でしょう。。。
まとめます。
ハトは、CDのコピーを否定している訳ではありません。
ただ、メストレが海外からCDを持ってきた時くらい、
そしてそれが自分がよく聞いている曲だったらなおさら、、、
余裕がある時で良いので、オリジナルを買ってみてはいかがでしょうか?
これから夏の間は、色々なグループで先生を呼んだイベントが多くなると思いますが、日本の我々はちゃんとギブ&テイクできてると良いですね。
ちなみに、カポエイラで普通の日本人以上にもうけているメストレもいますし、ブラジルは全員が貧しいというわけではありませんが、オリジナルに対する、ヘスペイトが大事という事ですね。