今回の話はちょっとカポエイラと離れて、
考え方によっては、
答えはいつも一つとは限らないという話です。
むか〜し読んだ新聞のコラムでこんな話がありました。
あるお爺さんが孫と一緒に
小さな交差点で信号待ちをしていたところ
一人の大人が信号無視して渡り始めました。
お爺さんは「いい大人が信号無視なんかして恥ずかしくないのかっ!!」
と、一喝したそうです。
ハトはその時20代前半のマジメな青年でしたので(笑)
それはそのお爺さんが100%正しい!
信号無視は極悪非道だ!
と、思ったものでした。
そのコラムには反論の投稿がいくつかあったようで
後日、続きの意見が掲載されていました。
そこでは、特に海外生活経験者からの反論が多かったようで
ハトは「海外では信号守らない事が普通なんだ!?」
と、思ったものでした。
数年後、実際に自分も海外で生活するようになり、
確かに、車が来ていない赤信号で
律儀に待っている人の方が少数派で
自分もいつの間にか
信号無視が当たり前になっていた事に驚き、
ふと、この話題を思い出したものでした。
それからさらに数年経ち
今度は、自分が子どもを連れて赤信号の前に立つと
また、律儀に信号を守っている自分が居ました。
子どもを連れている場では当然でしょうが
こうなると
子どもがいない時でも信号を守る傾向が強くなります。
うーん、ある意味ブレまくりな自分…。
今でも、信号で待つたびに
この老人と赤信号の話を思い出し
一体、どちらが正しいのか
もんもんと悩んだりしています(笑)
まとめると
物事には、価値観や立場、考え方の違いなどで
見解がまるっきり正反対になる事もあるわけで
一方の立場からだけ見て答えを出す事なんてできないって話でした。
何だかカポエイラにも出てきそうな哲学ですね。