今回は少し長いですが、カポエイラを始めたばかりの初心者には、ぜひ読んでもらいたい内容です。
今後の成長度合いにかなり差がついてくると思いますので。
突然ですが、ちょっと胸に手を当てて自問してみてください。
あなたは、以下の2つの内どちらのタイプでしょうか?
・あなたに関係のあることは、その責任者がきちんと知らせるべき
・あなたに関係のあることは、あなた自身で知るべき
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最近、当団体では歌の練習をジョゴジデントロというメストレのCDの順番に沿ってしています。
コヒード(掛け合いをする歌)のみ週に4曲ずつやっているので、何をやるかは前もって分かるようになっていて
初心者クラスをはじめ、すべての教室でみな歌っています♪
そんな歌練習の感想について、
多分、ハトの“気のせい”だと思いますが、
「難しい(から歌えない)」
「分からない(から大きい声で歌えない)」
「知らない(キッパリ!)」
といった心の声が聞こえるような気がします。
まあ、初心者ですし、仮に社会に出る前の人であったとしたなら、そういった発言でもしかたがないですよね?
※少し若い頃の安西先生はキツイ言い方していますが気にしないで下さい
いや、
カポエイリスタであれば
例え初心者であったとしても、
こんな言い方がおすすめです↓
「“難しい”がどうやったらうまくなるか?」
「歌詞が“分からない”が、どこで見ることができるか?」
「“知らない”歌だが、そのCDはどうやったら手に入るか?」
せっかくカポエイラを習っているのであれば、
技やアクロバットのような、表面上の物事だけでなく、
こういった、メンタリティも学んで成長できると良いですね☆
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ところで、以前にも書いたかもしれませんが、
ハトは海外で、目から鱗が落ちた、ある出来事がありました。
その日、カスキーニャというメストレがカポエイラ練習後にイベントの告知をすると、
聞いていた人たちから、
「どんなイベントなのか?」「誰が来るのか?」「もう一度日時を!」
など、一通り簡単に説明したカスキーニャに対して、何度も詳細についての質問が挙がりました。
が、カスキーニャは落ち着き払った口調で、
「本当に知りたい人は、どうにかして自分で知るものだ。
ホームページなどで自分で調べてくれ。」
と、詳細は説明してくれませんでした。
普通であれば、
告知する側は丁寧に、例え何度同じ話になったとしても、
完全に理解できるまで人に知らせるべきだって思いがちですが、
ひょっとしたらそれは甘えなのかもしれませんね。
確かに本当に興味のある人は、自分から深く知ろうとしますから☆
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まとめます。
あなたはカポエイラ教室で、
手取り足取り全てが教えてもらえる、
と受け身に待っていませんよね?
そうです、
カポエイラでは、自発的かつ積極的に動くメンタリティが大切なのです。
まあ、「難しい」はともかく
ついつい口にしてしまいがちな
「知らない」
「分からない」
といった言葉は、日頃から一人前の大人はなるべく使わないように意識してみましょう!
それが、カポエイラの中なら、なおさらです♪
自分は一人前の大人なのだから、自分に必要なことは自分自身で手に入れるのが当たり前、
と、意識することによって
カポエイラでも人生でも、行動にずいぶんと差がつくと思います♪