最近、ハト家ではベープマットの期限が切れたため、蚊に悩まされる夜が続いています。
蚊で苦労した夜と言えば、メストレ・ポンシアニーニョのお父さん、メストレ・ゼ・アントニオ家での思い出です。
時は2006年、ロンドンを去り初めてブラジルに飛び立つ事になりましたが、ハトは諸事情で練習に行けずポンシアニーニョに何も言わないまま旅立ちました。
今思えばなんて礼儀知らずな生徒でしょうf^_^;)
ブラジル サンパウロでしばらく生活していたある日、ふとメストレの生まれ故郷グァラチンゲタへ行こうと思い立ち、サンパウロ市内から2,3時間のその町へ向かいます。
事前に全く連絡もせずに、いきなり現地へ到着したと見知らぬ男から電話が掛かってくるなんて、なんて迷惑な話でしょうかf^_^;)
それでも、メストレ・ゼはその夜、どこの馬の骨とも分からない礼儀知らずのハトを快く家へ泊めてくれました。
家ではポンシアニーニョのお婆ちゃんと甥っ子のフェルナンジーニョの三人暮らしですが、その小学生の甥っ子は夏休みで外泊中なので彼の子供部屋で寝る事になりました。
夜、網戸は付いてなかったのですが、窓を開けないと暑くてとても寝てられないその部屋は、とにかく蚊が多い。
始めのうちは我慢して寝ようと努力したもののついに我慢ができなくなり、深夜にむっくり起き出してついに蚊を殲滅する決心をしました。
一匹一匹、着実に仕留めていき、白い石の床の上にその蚊を順番に並べていきます。
まるで、獲物を仕留めたハンターが誇らしげにそのコレクションを陳列しているようです。
コレクションが10匹近くになった頃、はるばるブラジルまで来て、深夜の人の家の子供部屋で一体何やっているのだろうと、ふと不思議な気分になりました。f^_^;)
ブラジルでも日本でも、カポエイリスタは蚊の対策を万全に!!