火曜日の自由が丘、カポエイラ初心者教室
フローリングで、裸足が少し痛く感じる真冬の練習でした。
この日は、コアマッスルのトレーニングと足を高く上げて蹴るためのストレッチ、そしてバナネーラの集中練習、
カポエイラを初めて半年以下の初心者さん達が、バナネーラが少しできるようになったと嬉しそうに話す姿に顔をほころばせるハトでした。
さて、本題の「筋肉の温まり具合と可動域」について
筋肉の可動域は、筋肉の温まり具合でかなり違いがある。
カポエイラは、普段使っていない筋肉を使ったり、日常生活ではありえない動きをする事が多いので特に重要な点です。
例えば、カポエイラ教室に着いてすぐに蹴るマルテーロと、クラスの終わりで蹴るそれとは、足の高さに差があります。
もちろん、可動域内でも、筋肉が温まっていない状態で急な動きをすると痛める可能性もありますので注意が必要です。
ストレッチとウォーミングアップはまったく違う
よく、カポエイラ教室に来て、一番最初にストレッチをするケースを見ますが、体が冷えた状態でのそれは、逆に体を痛める可能性があります。
ハトがカポエイラで今までに1番体を痛めた動きは何かというと、実はストレッチでした。
人一倍、体が固いハトは、その辺りの違いがかなり顕著に現れます。
柔らかい人なら、体が冷えた状態のストレッチでも一見問題無く感じるでしょうが、本当は筋肉には良くないのです。
つまり、ストレッチも急な動きも、ある程度、筋肉を温めてからからの方が有効です。
筋肉の温め方
とにかくいきなり、急で無理な動きをしない。
歩いたり、ブルブルしたり等、ゆっくりと負担の少ない簡単な動きから始め、だんだん負荷を上げていき
少しづつ少しづつ、上の段階の激しい動きに移行していくと良いと思います。
ハトが初心者クラスでやっている負荷レベルの場合、全身の筋肉が温まるまで1時間程度掛かっています。
まれに、1時間半経っても結局温まりきらなかったということもあります。
これは、集中度と内容によってかなり差があると思います。
また、人によって負担の大小は違うので注意が必要です。
アウーすら急で無理な動きになる人もいれば、ポンチ(ブリッジ)で歩くこともまったく楽にこなす人もいますので、
同じ動きでも負荷は人それぞれです。
結局は、自分の体を知るということが重要
軽く汗をかくほど体がぽかぽかしていても、局部的に温まっていない筋肉もありますので、注意が必要です。
その筋肉の温まり具合が、どの状態の時には自分はどの程度の動きができるか?
自分の頭が覚えているその蹴りの高さや動きは、本当に今の筋肉の温まり具合でも可能なのか?
あと、年代によってもかなり違います。
10代、20代前半の頃は、ウォーミングアップ無しでアクロバティックな技ができたかもしれませんが、
体が温まってなければ、30代のハトはマカコですらやりません。
ハトの場合、ウォーミングアップ無しのマカコは背中の筋肉を痛める事を知っているからです。
カポエイラでは技だけでなく、自分の体についても学んでいきましょう。