本番ブラジルのカポエイラを知るカポエイラ友達との間でたまに出るトピックスとして、
「ブラジル人が気にしないところを、日本人はやたら気にする」
というものがあります。
もちろん、ひとくくりに日本人やブラジル人といっても個人差がありますので、必ずしも全員に当てはまるわけではありませんが、
今回はそんな日本人/ブラジル人の気になる話です。
日本人がカポエイラを学ぶ時に気になる点の例としてよく挙がるのは、
・ビリンバウの入り方
・歌において、ポルトガル語の正しい発音や文法
・2人組練習での正確なやりとり
・トーキとジョゴの組み合わせ
などなど。
こういった質問をブラジル人にぶつけてみても、
意外と答えられない場合が多かったりします。
内容によっては、そんなこと聞くなと逆ギレされることもあるくらいですw
実はカポエイラは結構適当なところが多く、細かい指導に慣れている日本人には少しとっつきにくいかもしれません。
特にホーダでは、一応のルールらしきものは有るものの、ほとんどがその場その場で臨機応変に対応しなければならず、
下手にルールを知っているとかえって戸惑う場合があるくらいです。
日本人というものは、たぶん白黒ハッキリつけて、厳密に定義しないと安心できない国民性なのでしょうね。
カポエイラで最も大事な、「状況に応じて適当にうまくやる」という事が得意ではない人種かもしれません。
さらに面白い話ですが、逆にブラジル人がきちんとしている点に日本人は無頓着な場合もあったりします。
その分かりやすい例が、
挨拶。
一見、日本人は礼儀正しくて、ブラジル人は適当と思われがちですが、
カポエイラの練習で教室に来た時、ちゃんと目を見て握手、全員が全員に挨拶して回るのはブラジル人で、
ろくに挨拶もせずにいきなり練習始める人は日本人に多かったったりします(汗)
カポエイラはスポーツではなくやっぱり文化ですので、なるべくならブラジル人的にいけるとスマートですよね。
だから日本人である我々は、
もしかしたら聞くところや気にする所を逆にすればちょうど良いのではないでしょうか?
難しいか。。。w