先日ひょんな事から、仙台のカポエイリスタとメールする機会がありました
最初ハトは、なんて声を掛けたら良いか分からず震災には触れられませんでした
が、先方から明るく話が切り出され、直接の被害は免れたものの、やはりカポエイラをやるどころではないといった状況だそうです
そんな中でもカポエイラへの気持ちは持ち続けて頑張りたいというような事を言っていました
そして、アシェ(エネルギー)を送って下さいとも
エネルギーと言ってもガソリンの事じゃありませんね。思いや情熱の事です
また、カポエイラとは関係ありませんが、テレビの被災者インタビューの中で印象に残ったシーンが有りました
その人は津波で全てが流されたのですが、海について聞かれると、それでも海は自分にとって宝だと
これからも海が見えるところで暮らしたいと
上記、どちらの例も本人たちはその気はないかもしれませんが、ハトは非常に感動しました
何に対してでも、このようなひたむきな思いというのは、他の人を感動させるものかもしれません
本来、助けるべきは被災者なのに、テレビでの彼らの言葉や行動、ひたむきな思いに逆に勇気付けられていたり、助けられているのは、逆に被災者ではない我々だったりする事って度々ありませんか?
ACの応援CMでも言ってますが、「一人じゃない」って、本当なんだと感じます
当の本人は気づいていないかもしれないけど、人はいつも誰かに影響を与えているようです
そこに居るだけでも、なんでもないと思って言ったりやったりした事でも、人は他の人の大きな影響となっているかもしれません
ならば、なるべくなら良い影響を与えたいですね
そんな時、ひたむきな思いっていうのは、良い影響を与えやすいと思います
ここは、カポエイラ日記なので、前述のようなホーダの外の話を、ホーダの中へと移します
以前から何度も言ってますが、ホーダでは中の二人だけがカポエイラやっている訳ではないですね
ホーダの周りに居る人だってとても重要で、中でジョゴする二人に大きな影響を与えているのです
先日のカポエイラ東京の練習でも、
体が痛くて病院に通ってる人や、お腹が痛くて動きの練習が出来ない人達が、それでも練習場所に来てくれました
中々上達しないと気にしている人も、初心者だから足でまといじゃないかと思ってる人も、それでも継続して練習に来てくれてます
そのひたむきさが嬉しいですね
これらの人達は動けなくても、上手くなくても、そこに居てくれる事で、周りに非常に良い影響を与えているわけです
カポエイラで学ぶべき一番大切な部分は、すごい技ができる事なんかよりも、こういった目に見えないところなんじゃないかなと思います
ひたむきな思い
それはカポエイラの中でも外でも共通なものだと思います
そして、カポエイラは上手い人達だけのものじゃなく、やる気のある全ての人のもの
その思いをひたむきに持ち続けている人のものなのです
良い事言った!