今回は、カポエイラ東京のクラスでは
本当はカポエイラはやってなかったという
衝撃の事実について(笑)
まあ、要するに
日本向けにアレンジしたカポエイラ的な練習をしているのですが
やはり、お国柄や国民性というものがありますから
ブラジルや海外で習ってきたカポエイラを
そのまま日本に持ち込むと
色々と受け入れられにくい部分もある事が分かってきました。
例えば、
「ハステイラ(足払い)」や、「格闘技的な攻防」などの激しいやり取り、
さらには「悪ふざけ」、「ボディランゲージ」、「暗黙の了解≒フンダメント」などの動き以外の部分
なども中々受け入れられないようで、
特に初心者クラスではかなり控えめにしていたりします。
カポエイラの世界に入りたての頃は、まだ生真面目ですし、
ものすごくのめり込んでるわけではありませんから
いわゆる、ダンス的な平和なイメージから外れたり、
言葉であまり多くを説明しない、習うより慣れろ!的な方針だと、
一気に引かれてしまうケースも多く感じました(苦笑)
そんなある日、
初心者クラスでこんな事がありました。。。
頻繁にハステイラやトリッキーな蹴りを繰り返す
元気な生徒の一人にハトは
「もう少し、控えめにやるように!」
と、指導をしたのです。
でも、心の中では
むしろこの生徒のようなタイプの方が
海外で見てきた中では一般的なんだよなぁ。。。
ハトの顔面に蹴り入れてくる女の子や
初心者の内からハステイラするやんちゃ坊主なんて普通に居るし。。。
なーんて、思っていました。
後でその生徒には、
この辺りの事情も説明しましたが
なんだか本当のカポエイラではないものを押し付けているようで
罪悪感を感じてしまったのです。
ブラジルの文化なんだから
ゴタゴタ考えずにそのままブラジル流にやるべきだ!
と、思われる方も居るかもしれませんが
それはそれで脱落していった人も多かったため
色々と試行錯誤の末たどり着いたのが
1. 最初は日本流でソフトに
2. 少しずつブラジル流のタフなハートになるよう洗脳(笑)
3. 最後はブラジル人も真っ青な侍カポエイリスタへ!!
という、三段方式☆
まあ、なので
本来のブラジル流を日本風にアレンジしていることは
本当のカポエイラはやっていないことになるので
たまに、ハト胸が痛むわけなのですね。。。