さあ、土曜日は品川区中小企業センターヘルストレーニング室です。
寒いです。
冬と夏は、なるべくここを使わないようにしましょう。
さて、この日は軽くコルダォンジオーロについて勉強しました。
ここで言うコルダォンジオーロは、ハトが所属するグループの事ではありません。
カポエイラの歌の中で、多分一番多くその名前が登場するであろう、伝説のカポエイリスタのことです。
呼び名としては、ビソウロ、ビゾウロ プレート、ビゾウロマンガンガ、ビゾウロサンタマーロ、コルダォンジオーロ等、色々な呼び名があったようです。
ちなみに、ビゾウロ=カブトムシとか甲虫、プレート=黒(黒人)、サンタマーロ=彼の出身地、マンガンガ=力強い(出典:japoeirando)、コルダォンジオーロ=金のベルト、という意味です。
なぜ、コルダォンジオーロかというと、彼はちゃらちゃらした格好が好きらしく、キンキラなベルトとか金属のチェーンみたいなものを身につけていたかららしいです。
彼の人気の秘密ですが、やはりその魅力的な逸話の数々でしょうね。
色々とそれらが歌の中で唄われています。
例えば彼は不思議な力を持っていたそうで、ナイフや銃で撃たれても死なない不死身の体を持っていたとか、敵に囲まれて危なくなるとカブトムシに身を変えて逃げてしまったりとか、魔法を使えたりとかです。
魔法とかって、おとぎ話かよ!って、思いますけど、カポエイリスタは、ある意味魔法を使うんですよね。「マンジンガ」って言う。
達人カポエイリスタのジョゴ(カポエイラゲーム)を見ると、たまに本当に魔法を使ったんじゃないのか思えるような、幻惑される動きが見れることがありますね。
そして、その彼もついには知り合いの裏切りにあって、マラカンガーリャという土地でナイフで刺されて殺されてしまうんですね。
不死身の肉体なのに、なんでナイフごときで殺されたかというと、そのナイフは魔法を破る特殊な木「トクゥン」で作られていたからなんですね。
今でも、カポエイリスタはビリンバウ弾くときに、トクゥンで出来た黒い箸みたいなバチ(バケータ)を使うことが多いですね。
ビゾウロの話を想いながらトクゥンのバケータを使うと、感慨深いものがありあますよね?
さーて、伝説の存在だと思われていたビゾウロ コルダォンジオーロですが、実在した人物だそうです。ウィキによると、本名Manoel Henrique Pereira、1895年生まれのサンタマーロ出身で、死んだのは1924年。
29歳で殺されて死んだんですね。
(出典:https://pt.wikipedia.org/wiki/Besouro_Mangang%C3%A1)
そんな人気のカポエイリスタですが、なんと2009年10月30日に、ブラジルで映画が公開されたようです。Besouro https://www.besouroofilme.com.br/
み、見たい!!
なんとかして、DVD手に入れたいと思います。
昔、アメリカでカポエイラ映画が公開されて一気にカポエイラ人気が出たように、この映画が世界で公開されたら日本でも一気にカポエイラ人気が出るのでしょうか!?
無いな…