ブラジル文化に見る 感謝と祈りのココロ

人間誰しも、ケガや事故はつきものです。

最近、私の周りでも、自転車の事故などの話を何回も聞きますし、

交通事故なんてものは絶対に遭いたくはないですが、

カポエイラの中での負傷も似たようなものです。

いや〜、ケガや事故なんて本当にしたくありません!

 

じゃあ、どうすれば避けられるのか?

それに対するドンピシャな答えではありませんが、今回はそんなお話です。

 

 

 

ところで、ブラジル人がカポエイラのホーダに入る際、興味深い行動をすることがあります。

・地面に何か書くしぐさをする
・うつむいてブツブツ言う
・天を仰いだり
・こうべを垂れて物思いに沈んだり
ビリンバウの根本を触ったり
・胸の前で十字を切ったり

などなど

 

 

人それぞれ、色々な理由はあると思いますが、そのホーダでの無事を祈る理由も多いようです。

無事カポエイラができますようにとか、ジョゴでケガをしませんように、今からすごい大技をやるけど無事着地できますように(笑)

などなど

サッカーその他色々な場面でそれら祈り的行動をするのを我々は見たことがあるでしょう。

 

信仰心に厚いブラジル人ですから、事前の祈りは当然ですが、

ホーダから出る際、無事に終わった事を感謝をするのも忘れていません。

そういった意味では、ブラジル人はあんなに自分大好きなのに、意外と謙虚だと思います。

 

神様、無事にカポエイラさせてくれてありがとう。

お父さんお母さん、健康なカラダをありがとう。

メストレ、カポエイラを教えてくれてありがとう。

グループのみんな、盛り上がるアシェをありがとう。

 

 

 

日本人は謙虚だ!なんて言われますが、

ブラジル文化を知る我々は、そういった自分を支える見えないサポートに感謝を忘れないのはもちろん、

また、常に祈りを捧げてからその先にのぞむココロも意識したいと思います。

 

ただし、とり違えたくないのは、メストレが行なうしぐさをマネることではなく

その感謝と祈りの気持ちを大切にするココロが重要ということですよね☆

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ハト|カポエイラ講師

ハト カポエラ講師

■カポエイラのインストラクター ■ブラジルとイギリスで修行留学 ■女優/モデル/芸能人/役者さん等指導 ■一般人向け指導数述べ15,000人以上 ■渋谷とオンラインでクラス開催中